癒着胎盤の原因!子宮に胎盤が残っていても大丈夫?

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No Words to Describe

産後の1ヶ月健診では、赤ちゃんの様子だけではなくママの健康状態をチェックしてくれます。

尿や血圧、血液検査をはじめ、体重測定、悪露の量や状態のチェック、母乳育児の場合はおっぱいチェックなどです。

また、子宮の状態を診るために内診も行われます。

その際、胎盤が子宮内に残ってると診断を受けることがあります。

胎盤は出産後に出てくると思っているママが多いと思いますが、その一部が残っていることがあるのです。

子宮に残っている胎盤はどのようにして処置していくのでしょうか。

今回は出産後に胎盤が残る原因と処置方法について紹介します。

・胎盤とは

胎盤とは赤ちゃんとママを繋ぐ大事な役割を果たしています。

受精卵が子宮内膜に着床しhcgホルモンが分泌されるようになると、受精卵から絨毛という赤ちゃんとママを繋ぐ糸のようなものができ始め、徐々に増殖し1つの臓器(=胎盤)になっていきます。

子宮壁の一部が厚くなりくぼみができるところに形成されるのが胎盤です。

胎盤には臍帯、いわゆるへその緒が付いていて、母体側から子宮静脈と子宮動脈、胎児側から臍静脈1本と臍動脈2本が出ていて繋がっている状態です。

胎盤が完成すると臍静脈を通してママから酸素と栄養が送られ、臍動脈を通して赤ちゃんから二酸化炭素や老廃物をママに送り返すようになっています。

胎盤は血管の集まりなので、ママの血液がドロドロしていると赤ちゃんに酸素や栄養がしっかりといきませんし、妊娠高血圧症候群などになると血流が悪くなり胎盤の働きも鈍くなってしまいます。

妊娠中は胎盤の働きを良くするためにも体重管理に気をつけたり、ストレスのない生活を心がけなければならないのです。

また、胎盤は有害な物質が赤ちゃんにいかないようにフィルターの役割を果たします。

胎盤が完成するまでは薬の影響あるため、服用に気をつけなければならないのはこのためなのです。

妊娠16週ころには胎盤が完成し、重さが100gくらいになります。

・癒着胎盤の原因

通常は出産した直後に、自然と子宮筋から胎盤が剥がれ排出されます。

しかし、中には癒着胎盤と言い胎盤が子宮壁に強く付着したり、子宮の壁の中に食い込むようにして胎盤が成長していて自然と排出されないことがあります。

癒着胎盤は子宮筋や絨毛の状態によって3種類に分けられます。

  • 楔入(せつにゅう)胎盤…絨毛と子宮筋層表面が癒着していますが、筋層には侵入していない状態
  • 嵌入(かんにゅう)胎盤…絨毛が子宮筋層内に侵入している状態
  • 穿通(せんつう)胎盤…子宮筋層を絨毛が貫通し子宮のしょう膜(内臓器官の表面を覆う薄い半透明の膜)面まで侵入している状態

子宮筋から胎盤が剥がれるのは、妊娠中に子宮壁に脱落膜という組織が形成されているためです。

しかし、帝王切開や人工妊娠中絶を経験していると脱落膜の形成が不十分であったり、そもそも形成されないことがあります。

すると胎盤がうまく剥がれ落ちず、癒着胎盤が残ってしまうことがあるのです。

その他、癒着胎盤が起こる原因としては次のようなことがあげられます。

  • 先天的な子宮内膜形成不全
  • 胎盤用手剥離、子宮内膜炎などの損傷や炎症
  • 子宮奇形
  • 多産婦
  • 粘膜下筋腫
  • 子宮腺筋症
  • 前置胎盤

これらのことが原因で癒着胎盤が起きますが、残念ながら癒着胎盤を予防する方法はありません。

これらの診断を受けた時は、癒着胎盤の可能性も考えて心の準備をしておくと良いかもしれませんね。

・癒着胎盤の処置方法

癒着胎盤は妊娠中に診断することが難しく出産して初めて判明することが多いのですが、放っておくと大量出血による出血性ショックなどの症状が重篤化し、母体の死亡リスクが高くなってしまいす。

そのため、胎盤が30分以内に自然と排出されない場合は麻酔をかけて手を使って取り出しますが、癒着の度合いによっては取りきれないことがあります。

癒着胎盤の状態がひどい時は慎重に処理しなければ、出産直後の薄くて柔らかい子宮を傷つけてしまい大量出血することがあるのです。

大部分の胎盤が排出されていて出血が少ない、またはない場合は、子宮の回復を待ち時期を見て胎盤を掻爬することもありますし、出血がひどい場合は開腹手術をしたり、胎盤が剥離できない時は子宮を摘出しなければならないこともあります。

・胎盤が残っている時の影響

胎盤が子宮内に残っていると子宮の回復が遅れ、出血がダラダラと続き不快な症状が残ります。

感染症や残った胎盤部にある絨毛組織が元になって、新たな異常が起こる可能性もあります。

残っている胎盤が少なく悪性の変化がなければ経過を見ることは可能ですが、超音波検査や血中のホルモンの値を定期的に検査していく必要がありますね。

しかし大量出血が起きると母体死亡を招く可能性が高いので、癒着胎盤を起こした時は注意深く経過観察の上、胎盤用手剥離手術が必要です。

産後に癒着胎盤が見つかりそのまま手術になることもありますが、癒着が小さく産後の健診で見つかることもあるのです。

どちらにしても癒着胎盤は命に関わることなので、医師の指示に従って適切な処置を受けるようにしましょうね。

No Words to Describe / music2fish2 (eric lanning)

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お助けママです(^^) 私は現在、幼稚園で先生をしています!!毎日子ども達と関わり、楽しい日々を過ごすと同時に、考えさせられる毎日でもあります。少しでも役立つ子育ての情報や豆知識をお伝えし、お役に立てればと思いブログを立ち上げました(o^^o)
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