ロタウイルスの予防接種にかかる料金はどれくらい?

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Baby

寒くなると怖いのが、感染症ですよね。特に体の小さな赤ちゃんは、免疫機能が弱く抵抗する力を備えていないため、1度かかると重症化しやすい傾向にあります。症状を軽くしたり、かからなくするために予防接種で防げる感染症がいくつかあります。

今回はロタウイルス胃腸炎について紹介します。

・ロタウイルス胃腸炎とは

ロタウイルス胃腸炎は、乳幼児に多く起こる感染性胃腸炎のひとつです。ロタウイルスというウイルスが原因で、激しい下痢や嘔吐が起こります。

感染性胃腸炎はその原因によってウイルスによるものと、細菌によるものと分けることができます。胃腸炎の原因ウイルスは、ロタウイルスの他にノロウイルスなどがあります。日本では毎年、冬の前半にノロウイルス、冬の後半から春にかけてロタウイルスによる胃腸炎が流行します。

・ロタウイルスの症状

白っぽい水のような下痢や激しい嘔吐が特徴的なロタウイルス胃腸炎は、他の胃腸炎より回復に時間がかかります。通常症状が治まるまでに7日程度必要とされ、この間に繰り返される下痢や嘔吐によって脱水を起こしやすいのです。今のところロタウイスル自体に効く薬はありませんので、下痢や嘔吐を薬で止めることはしないのです。そのため、ロタウイスル胃腸炎にかかったら、こまめな水分補給で脱水を防ぎ、自然に治るのを待つ他ありません。

ロタウイスル胃腸炎の始まりは、突然激しい嘔吐が起こり、1日に何度も白っぽい米のとぎ汁のような下痢をするようになります。熱が出ることもあります。その他、もうろうとしたり、腹痛、食欲不振などの症状があり、脱水やけいれん、腎不全、脳炎、脳症を合併症として引き起こすこともあります。

・乳幼児は重症化しやすい?

ロタウイスル胃腸炎は乳幼児の胃腸炎の中で、最もひどくなりやすいとされています。こまめに水分を与えているつもりでも、嘔吐や下痢がひどいと、水分補給が間に合わなくなったり、赤ちゃんが口から何も受け付けなくなったりします。この状態になると、体の小さな赤ちゃんは急激に脱水が進み、すぐに適切な処置をしなければ命にかかわることもあります。ロタウイルスはインフルエンザや突発性発疹に次ぐ、小児脳炎や脳症の原因であることが報告されているのです。

また、ロタウイルス胃腸炎は、世界中のほぼ全員が5歳までに1度は経験するといわれています。しかし、体が小さなうちに初めて感染すると重症化しやすく、入院による治療が必要になることもあります。日本では、ロタウイルス胃腸炎で入院する小児の3割が0歳児、4割が1歳児です。

一方、ロタウイスルに2回から3回感染すると免疫がつき、その後は感染しても胃腸炎の症状は軽くなってきます。

・感染力が強いロタウイルス

ロタウイスルは衛生状態に関係なく、世界中の子どもに胃腸炎を起こします。それは感染力の強さに理由があるのです。まずロタウイルスは環境に強く、条件が合えば約10日間生きています。また、石鹸や消毒用アルコールにも強いため、哺乳瓶用の消毒液などの塩素系漂白剤(消毒薬)でしっかり消毒しなければなりません。

さらに、胃腸炎の症状が治まった後も約1週間は、何兆個ものウイルスが便中に排出されるといわれています。赤ちゃんなら、わずかな数のウイルスがあれば感染して胃腸炎を起こしますので、保育施設などで誰かが感染すれば、手洗いや消毒をしていても、ロタウイルス胃腸炎が広がってしまうこともあり得るのです。

・ロタウイルス胃腸炎のワクチン

感染力が強く重症化しやすいロタウイルス胃腸炎から小さな赤ちゃんを守るため、WHO(世界保健機関)などではワクチン接種を推奨しています。日本でも2011年11月から接種が可能になりました。その結果、ワクチンを接種した赤ちゃんの1人ひとりの重症胃腸炎が予防できるようになっただけでなく、その集団内での感染が抑えられる効果がみられるようになってきました。

また、全世界に分布する主なロタウイルスのうち、ヒトに感染し胃腸炎の原因となるのは5タイプほどですが、年や地域で流行があります。自然のロタウイルスは、感染によってタイプに関係なく免疫ができてきます。このメカニズムによって、ロタウイルスワクチンを2回、(3回接種のワクチンもあります。)接種すれば、自然に感染したときと同じように、胃腸炎の重症化を抑える効果が期待できるのです。

ロタウイルス胃腸炎予防ワクチンは、ロタウイルスの病原性を弱めて増殖させ、精製後シロップ状にした飲むワクチンです。接種対象は、生後6週から24週までの赤ちゃんです。この期間に2回接種します。

1回目の接種は生後14週6日までに行うことが推奨されていますので、ママからの免疫がなくなる前の生後2ヶ月でのワクチンデビューで、ロタウイスル胃腸炎予防のワクチンも接種した方が良いですね。

・ロタウイルス予防接種の料金

ロタウイルス予防接種の料金は、病院によって異なります。なぜなら、助成金で接種できる定期接種と違い、ロタウイルス予防接種は任意接種となり、病院側が料金を設定できるからです。

ロタウイルス予防接種には2種類あり、ロタリックスとロタテックがあります。ロタリックスは接種回数が2回で、ロタテックは3回接種が必要です。ロタウイルスにはいろいろな型がありどれが流行るかわかりません。ロタリックスは世界で流行するロタウイルスの65%を占める型のみに対応したワクチンです。ロタテックは、5種類の型に対応したワクチンです。

ロタリックスは2回接種で、1回12,000円から15,000円です。ロタテックは1回8,000円から10,000円ですので、どちらのワクチンを選択しても合計は24,000円から30,000円です。病院によって料金が異なりますので、事前に問い合わせてみると良いですね。

・腸重積に注意?

ロタウイスル胃腸炎予防ワクチンは接種後、約1週間はわずかに腸重積症のリスクが高まるといわれています。

平成23年11月から平成26年12月までに、ロタリックスによって腸重積になった例は63件ありますが、そのうち62件が入院し、7件が外科手術を行っています。しかし、死亡した例はありませんので安心してください。一方、ロタテックの場合、平成24年7月から平成26年12月までの統計では、腸重積の発症は48件で、そのうち44件が入院、6件が外科手術を行っています。国内の死亡例はありません。

いずれにせよ、接種には副反応を伴う可能性が高いですから、接種に関しては事前に医師に相談しましょう。

Baby / Alfonso Jiménez

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お助けママです(^^) 私は現在、幼稚園で先生をしています!!毎日子ども達と関わり、楽しい日々を過ごすと同時に、考えさせられる毎日でもあります。少しでも役立つ子育ての情報や豆知識をお伝えし、お役に立てればと思いブログを立ち上げました(o^^o)
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