ミルクや母乳しか飲んでいない赤ちゃんでも、おならはたくさん出るものです。
回数で言うなら大人とあまり変わらないくらいです。
生まれたばかりの赤ちゃんのおならは普通臭くありませんが、早い子だと生後3ヶ月から4ヶ月くらいで臭いおならをし始める子もいるようです。
今回は乳児のおならについて紹介します。
・乳児のおならはなぜ臭くないのか
赤ちゃんのおならは7割ほどが空気といわれており、飲み込んだ空気がおならとして出てきます。
授乳で母乳やミルクを飲む時に空気も一緒にたくさん飲み込み、ゲップとしてでない空気がおならとして出てくるのです。
7割が空気なのでほとんど臭うことがないです。
また、3ヶ月までの赤ちゃんのおならが臭くないのはこの時期の赤ちゃんは胃や腸がまだ成長しておらず、ミルクや母乳は消化が良いため、すぐにおしっこやうんちとして排泄されるため臭くなる時間がないのです。
腸内で独自の菌が育っていなく、胎内にいたときにママから受け取った乳酸菌などの善玉菌に依存しているためとも言われています。
・どうして臭くなるのか
早い子だと3ヶ月から4ヶ月でおならが臭くなり始めます。
細かった胃が広く大きく、腸が長く大きくなり、食べた物が胃や腸に溜まっている時間が長くなるためです。
また、ママからもらった善玉菌の効果が薄くなり、離乳食を食べるようになるとミルクや母乳よりも消化に時間がかかり、腸内で細菌による分解や発酵が行われるため、おならが臭くなり始めます。
この時期におならが臭くなり始めることは、それだけ胃や腸が順調に成長しているということです。
目に見えない内臓などもしっかりと成長していることはとても嬉しいことですよね。
・臭さが気になる
胃や腸が成長するであろう時期以前でもおならが臭くなることがあります。
その場合、ママの食生活を見直してみる必要があるかもしれません。
完全母乳育児のママの場合、ママがの食事が母乳にそのまま影響を与えます。
ママがカロリーの高いものや消化に悪いものを多く食べ過ぎると、それが体に残りそのままの内容の母乳ができあがってしまいます。
消化に悪いものを多く摂取したあとに出る母乳は、赤ちゃんにとって消化の悪いものになってしまいます。
離乳食に切り替わるまでは和食を中心に野菜類を多く摂るなど気をつけましょう。
ママの食事の影響のほか、赤ちゃんの腸内にガスが溜まっている場合も臭くなることがあります。
離乳食が始まる前の赤ちゃんであればママの食事が影響していることも考えられますが、胃軸捻転といい溜まったガスが腸をもちあげてねじれてしまうので、その結果おならが出ないことがあります。
胃軸捻転は多く赤ちゃんに見られるので心配いりませんが、赤ちゃんのお腹を優しくマッサージしておならが出やすいようにしてあげてくださいね。
107.365_potty_training_jaiden / ToddMorris
こんな記事も読まれています
- 着床する時期はいつ?着床痛ってどんな症状なの?
- 赤ちゃんが苦しそう!いきみやうなりの原因と対処法
- 母乳が原因?母乳黄疸は治療が必要ない理由とは
- 完全母乳育児が原因の母乳黄疸!1ヶ月続いても大丈夫?
- 断乳で乳腺炎にならないために!正しい断乳ケア方法とは
- 9ヶ月以降も母乳中心の赤ちゃんは鉄分不足に注意しよう!
最新記事 by お助けママ (全て見る)
- 母乳やミルクの与え方と飲ませる時の4つのスタイル - 2018-04-10
- 母乳のメリットと不足していると感じだ時のチェックポイント - 2018-04-03
- 離乳食でベビーフードを使う時の注意点とアレルギー対応 - 2018-03-27
- ねんね期の赤ちゃんに絵本がもたらす効果とおすすめ絵本 - 2018-03-20
- 赤ちゃんはいつから花粉症になるの?予防法は? - 2018-03-13