子どもが産まれると、毎日が新しいことの連続です。特に母乳やミルクを与えるというお世話は、赤ちゃんが生きていく上で非常に重要です。
今回は授乳の方法や母乳を飲ませる時のスタイルについて紹介します。
・授乳の方法
準備
赤ちゃんが気持ち良い状態で授乳するため、まずはおむつチェックから行いましょう。おしっこやうんちをしていたらおむつを交換してください。授乳中におしっこやうんちをすることも多いので、授乳後にはもう一度チェックしてあげましょうね。
おむつを交換したら手のひらや指の間、手首もまんべんなく洗い清潔にしましょう。
母乳の場合はそのまま授乳を開始します。ミルクの場合は、消毒した哺乳瓶に1度沸騰させて少し冷ましたお湯(70℃以上)で調乳しましょう。
授乳中
授乳は赤ちゃんとのコミュニケーションタイムです。テレビや携帯電話はできるだけ控え、リラックスした気持ちで「おいしいね」と目をみて語りかけながら飲ませます。
母乳の場合、乳輪まで深くまっすぐにくわえさせることがポイントです。乳首トラブル防止にもなります。ミルクの場合も、乳首の根本までしっかりくわえさせてください。
母乳を飲む赤ちゃんの口元がアヒルさんになっていればうまく授乳できている証拠です。ミルクは、乳首の中に空気が残らないようにしましょう。
授乳後
授乳のたびにゲップをさせるのが基本ですが、毎回出るとは限らないので神経質にならないようにしましょう。授乳後すぐに寝かせる時は、体を横向きにして吐いたものが詰まらないようにしてあげましょうね。
・母乳を飲ませる時のスタイル
母乳を飲ませるスタイルはいくつかあります。
- 縦抱き…乳首と赤ちゃんの口の高さを調整しやすい
- 横抱き…ベーシックなスタイル。ママが前かがみにならないように注意が必要
- 脇抱き…フットボール抱きといわれ、ラグビーボールを脇に抱えるように赤ちゃんを抱く方法
- 添い寝…夜中の授乳に楽。窒息に注意するため、ママが眠ってしまわないように注意
クッションなどを使うと、赤ちゃんと密着できママも楽な姿勢で授乳ができます。
・おっぱいトラブルと基本的な対処法
おっぱいが詰まり、しこりができた
赤ちゃんによく吸ってもらうことと、抱き方を替えて色々な方向から飲んでもらいましょう。良くならない場合は助産師に相談すると良いですね。詰まりとしこりの予防にはおっぱいが強く張りすぎる前に授乳をし、ゆがめ飲みがないように注意して、肩こりやストレスをなるべく減らしましょう。
乳腺炎になった
おっぱいがパンパンになり痛んで発熱することもあります。助産院、病院(母乳外来、産科、乳腺外科)などを受診しましょう。
乳首が切れた
赤ちゃんの乳首のくわえ方を見直します。乳輪まで深くくわえるようにしましょう。
おっぱいの出が悪い
赤ちゃんに回数も時間も良く吸ってもらうことが1番です。バランスの取れた食事をとったり、ストレッチをしたり体を温めて血流を良くしましょう。ゆったりとした気持ちで過ごすことも大切です。
母乳を飲むと下痢や湿疹が出る
下痢や湿疹が出ていても、必ずしもアレルギーとは限りません。アレルギー対応のミルクもありますが、ママの判断で母乳を止めてはいけません。必ず医師に相談しましょうね。
Baby Lewis / Ryan Polei | www.ryanpolei.com
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