自分の月経周期が何日か把握しているでしょうか。
月経周期に個人差があるのは普通ですが、成人女性で25日から38日周期が正常でこれに当てはまっていなければ、何らかの異常があると考えられます。
月経周期が24日より短い場合を頻発月経と呼び、これには2つの原因が隠されています。
今回は頻発月経について紹介します。
・月経の仕組み
月経の周期には3つの段階があります。
月経期:子宮内膜が剥がれて血液と一緒に体外へ出る時期
卵胞期(増殖期):子宮内膜が厚くなる時期
黄体期(分泌期):子宮内膜が柔らかくなる時期
女性の体は生理周期に合わせて毎回妊娠に備えて準備をしますが、必要がなくなった時子宮内膜を体外に出すのが月経です。
月経周期には個人差がありますが卵胞期と黄体期はほぼ同じ期間が続き、目安としては14日くらいです。
卵胞期短縮症と黄体不全とは
月経の仕組みを見ていくと、卵胞期と黄体期があるのがわかったと思います。
月経は卵胞期と重なり、月経が始まった頃から次の妊娠に向けて準備が進められていることになります。
卵胞期と黄体期は月経周期に合わせてある程度決まった日数で訪れるのですが、どちらか一方の期間が短いことがあります。
卵胞期が短いことを卵胞期短縮症、黄体期が短いことを黄体不全と言います。
どちらかが短いと月経周期が短くなり、月経周期が24日以下になるという頻発月経の症状が出てくるのです。
卵胞期が何日未満になると卵胞期短縮症であるという定めはありませんし、黄体不全に関しても病院によって基準が異なります。
しかし卵胞期と黄体期はそれぞれ約14日なので、極端に短い時は注意が必要ですね。
黄体不全の場合は月経約2週間前に出血があるのも特徴ですので、出血した日を記録したり基礎体温を付け確認すると良いと思います。
・無排卵月経の場合もある
無排卵の場合も頻発月経になりますが、無排卵は月経周期が39日以上になる稀発月経になることもあります。
頻発月経だからと言って必ず無排卵だとは限りません。
基礎体温を付けると、高温期と低温期の差が0.3℃以下かその差がはっきりしないので一目で確認できますよ。
月経周期が短いと感じたら、まずは基礎体温を付けてみると良いと思います。
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