正常な黄疸のビリルビン値とは?治療が必要な値の境界線

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Day 3

赤ちゃんは生まれてから退院まで、健康状態を調べるためにさまざまな検査をします。

その検査の中には、ビリルビン値測定があり、高ビリルビン血症という病気を診断する目的で行われる検査です。

ビリルビンという言葉を聞くと、なんだか重大な病気なのではないかと心配になりますよね。

今回は新生児に起こる高ビリルビン血症について紹介します。

・高ビリルビン血症とは

高ビリルビン血症とは、血液中のビリルビンという物質が高い状態であることを示します。

赤ちゃんはママのお腹の中にいる時胎盤から酸素を取り入れていましたが、その方法では効率が悪いため赤血球を増やしていました。

この赤血球の中に含まれるヘモグロビンが分解された時に生まれるのが、ビリルビンという物質です。

生まれたばかりの頃は肝臓の機能が未熟で、ビリルビンをうまく体外へ排出できないため、高ビリルビン血症になってしまうのです。

高ビリルビン血症になると、肌や白目が黄色っぽくなる黄疸という症状が現れます。

ビリルビンがの値が高くなってしまうのは一時的ですが、多くの赤ちゃんが黄疸を発症します。

・新生児のビリルビン値の正常値

新生児のビリルビン値の正常値は5㎎/dl以下です。

毎日ミノルタ黄疸計という計測器をおでこにあててビリルビン値をチェックします。

ビリルビン値が5㎎/dlを超えると黄疸が現れますが、生理的な原因であれば得に問題はありません。

しかしビリルビン値が15㎎/dlを超えると(低体重児は12㎎/dl)高ビリルビン血症と診断されます。

採血を行って、採血の値が高ければ光線治療を行うことになります。

ただし生まれてすぐの赤ちゃんの血中には平均で13㎎/dlのビリルビンがあるといわれており、3日後には徐々に減少して5㎎/dl以内になるとされています。

一般的にピーク時に12㎎/dlから15㎎/dlの範囲であれば問題ないようです。

・治療が必要なビリルビン値

生後3日から4日の検査で、ビリルビン値が15㎎/dlを超えた場合は治療が必要になります。

保育器の中でブルーやグリーンの光線を浴びる、光線療法が行われます。

光線を受けることで血中のビリルビンが分解し、おしっこから体外へ排出するように促します。

24時間光線療法を行い、採血でビリルビン値を確認し下っていれば治療が終了です。

もしビリルビン値が下っていない場合は、さらに光線療法を行います。

ただし、治療後に数値が上がってしまうこともあるので、翌日も再検査を行い治療が必要かどうかを判断します。

光線療法を行ってもビリルビン値が下がらない場合や、病的なことが原因で起こる黄疸の危険性がある場合は、交換輸血が行われます。

・心配なことは確認しましょう

新生児黄疸は多くの赤ちゃんに起こり、ほとんどが心配いらない黄疸です。

母乳だけで育っている赤ちゃんは、母乳黄疸といい黄疸が長引くことがありますが、原因が母乳であるとわかれば心配ありません。

しかし、中にはママとの血液型が合わずに黄疸を引き起こす溶血型黄疸や、肝臓と十二指腸を繋ぐ胆道が閉鎖していることで起こる閉塞黄疸などはしっかりと治療しなければなりません。

また、ビリルビン値が高いことによりビリルビンが脳に届き、脳神経細胞に沈着することで脳性麻痺や聴覚障害を起こす核黄疸も危険です。

医師に従って治療を進めると心配いりませんが、退院後1ヶ月以上経っても黄疸が続く時は早めに診察を受けるようにしましょうね。

また、黄疸によって赤ちゃんだけ退院が伸びることがありますので、心配なことは医師にしっかり確認するようにしましょう。

Day 3 / rchristie / Ryan

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お助けママです(^^) 私は現在、幼稚園で先生をしています!!毎日子ども達と関わり、楽しい日々を過ごすと同時に、考えさせられる毎日でもあります。少しでも役立つ子育ての情報や豆知識をお伝えし、お役に立てればと思いブログを立ち上げました(o^^o)
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