お腹の中の赤ちゃんとママをつないでいたへその緒。
産後も少しの間へその緒が残っていますので、正しくお手入れしてあげる必要があります。
へその緒のお手入れを怠ると病気になってしまったり、きつい匂いを発することがありますので丁寧にお手入れするようにしましょう。
今回はへその緒のお手入れ方法などについて紹介します。
・へその緒から感染する病気
へその緒は傷口であり、その根本は表面に出ている部分ではなく奥に引っ込んでいて乾燥しにくい場所にあります。
しっかり消毒し乾燥してあげないと病気に感染することがあります。
臍炎
へその緒があった場所や根本に垢や汚れが溜まると炎症を起こし、おへそからお腹にばい菌が入って病気になってしまうことがあります。
赤みが出たり黄色い膿が出たり、きつい匂いを発するようになったら臍炎かもしれません。
臍肉芽腫
へその緒が取れた後、その一部がおへその中に残ってイボのような赤い肉の塊ができてしまうことがあります。
ジクジクしたり、軽い出血がります。
軽度の臍肉芽腫であれば糸で縛って自然に取れるのを待つか、薬で溶かして取り除きますが、おへその中に一杯肉芽組織が広がって重度の場合は手術が必要になります。
・へその緒の消毒方法
アルコール消毒をすることや、自然乾燥することでへその緒の手入れをしますが、医師によってその方法は様々なので、産院で指導を受けると良いですね。
お腹の周りがふやけた状態で消毒すると汚れが取れやすいので、消毒は沐浴後に行うのがオススメです。
綿棒にアルコールを付け、へその緒の周りを優しくなでて消毒します。
消毒後すぐにおむつやガーゼを当てると乾燥しづらくなりますので、なるべく自然乾燥するようにしましょう。
おむつ替えの時に消毒するのも良いですが、やり過ぎは炎症の元になります。
最低1日に1回、多くても3回程度にしましょう。
・いつまで消毒するの?
へその緒が取れてもジクジクしなくなるまで、綿棒に水やベビーオイルを付けてお手入れをしましょう。
ママの指でおへそを広げ、奥に隠れている汚れをとってあげてください。
完全に乾燥したらお手入れは止めて良いのですが、心配であれば1ヶ月健診で医師に確認すると良いですね。
umbilical cord day 4 / jencu
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